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2014年8月25日 (月)

アルコールバーナーを作ってみた その3






「 その2 」 で作ったアルコールバーナーの試作2号機 ですが、

最後で失敗しました。




失敗の内容を含めて、

3号機の製作過程を記しておきます。




今回は、長くなるので、

興味のある方だけ、どうぞ。






ところで、




試作した2号機は、一般的には、

グルーブ ストーブ (groove stove )

呼ばれているようです。






グルーブ ストーブは、

その1 でお知らせした
副室加圧式の副室を、

溝(
groove)を利用した狭い空間で

代用する方法だと思えます。






もう一度、

副室加圧式の構造を見てみましょう。



Photo






内側の筒に溝をつけることによって

内側の筒の外側に 「 へこみ 」 ができ、

「 へこみ 」 が副室の代わりになるのでは?



と思っています。





ただ、通常の副室加圧式の場合は、

副室の穴から炎が出るまで、

少し時間が掛かりますが、




グルーブ式は、余熱が短くて、

すぐに完全燃焼が始まります。





グルーブ式は、なかなかの優れものですね。








では、3号機の製作です。


缶は、500ミリリットルのビールの空き缶を使いました。





まずは、蓋を切り取ります。


Cimg6830




蓋の端のへこんだ所を、カッターでゴリゴリします。

ゴリゴリの方法は、カッターを固定して、缶を回したほうが楽です。




辛抱強くゴリゴリしていると、蓋が削れて薄くなり、

ある時にカッターの刃が、蓋にめり込みます。




蓋に、少し穴が開いた状態になりますから、

そこから強く刃を押し込めば、蓋が切れていきます。


Cimg6832







蓋が切れたら、外側と内側の筒を作ります。

缶の下側の部分は、バーナーの外側の筒になります。


Cimg6833


ハサミで缶を切っています。






缶を切る時に、ネットではカッターを固定して、

缶をグルグルと回して切る方法が多用されていますが、



缶を切る時は、先が湾曲したハサミを使うのが簡単です。


Cimg6835






先っぽが湾曲しているでしょう?


Cimg6836

Cimg6838








左側が、バーナーの内側の筒になり、

右側が、バーナーの外側の筒になります。


Cimg6834






次に、

内側の筒に、溝 (groove) を作ります。




缶に印をつけます。


Cimg6839







上から下まで、線を引きましょう。


Cimg6840







引いた線に、定規とかの硬い物を当てて、

缶を折り曲げて、缶の周囲に溝を作ります。


Cimg6842


溝の数は決まっていませんが、

3号機は、周囲を10等分する溝を10本付けました。


ちなみに、失敗した2号機は、         

当初は16等分するつもりで溝を付けていましたが、





溝が多すぎて、缶を折りにくくなったので、

途中から8等分に変更しました。





んで、グチャになったのさ !







3号機の溝は、内側から見ても、まあまあの出来です。


Cimg6841







2つの部品を合体しましょう。


Cimg6843







3号機が、完成しました。


Cimg6844 







では、同じ構造の2号機と、燃焼比較をしてみます。




動画にコメントを入れてあります。
コメントが見えない場合は、スマホかタブレットの場合だと思います。
ブラウザの設定を、PC版とかデスクトップ版に変更してください。







3号機の燃焼状況は、2号機と比較すると、イマイチです。





では、

2号機と3号機の違いを比べてみます。






溝を作って出来た空間が、外側の筒から上に

はみ出た孔が、炎の噴出し口となります。


Cimg6853


右側の2号機のジェット孔 (鉛筆の先) の方が、

3号機より大きいようですね。







それと、

2号機の内側の筒の下端は、

外側の筒の下に密着させています。(鉛筆の先)


Cimg6854







3号機の場合は、溝の部分が外側の筒から

離れています。


Cimg6855







3号機の内側の筒の下端を、外側に筒に密着させるため、

下端に切れ目を入れて、暖簾のようにします。


Cimg6856








暖簾状になった部分を内側に折り曲げます。



これを外側の筒に差し込めば、2号機のように

なります。


Cimg6857







ところで、

1号機、2号機、3号機は、鍋などを直接バーナーの上に

置くことができるようになっています。




五徳が必要ないので便利なのですが、



2号機と3号機の構造のバーナーに、

鍋などを直接置く場合は、内側の筒の上部に、

圧力抜きの穴を開けてください。


Cimg6858


最後に、外側の筒の上部分を切って、高さを短くして

ジェット孔が外側の筒から、大きくはみ出るようにします。






では、

改良した3号機の燃焼テストを、ご覧ください。






まあまあ、良いようです。

3号機の改良版は、実戦に投入できそうです。





実は、

グルーブ式のバーナーで、

気になっている形があります。





次回を最後として、

もう1つだけ、作ってみようと思います。







 

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