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2009年7月30日 (木)

トンネルへ突入後 その1 (スーパーチューナーでの勘違い)

 







スーパーチューナー(以下「
SE」)については,ECMを書き換えた後に走行記録(ログ)を取った結果,



その結果は予想と反するものとなり真っ暗闇のトンネルに突入した
fumiですが,あることをきっかけとしてちょっとトンネルの出口が見えてきたようです。




 

 

きっかけとはTTSMaster Tuneの取説でした。



 

 

Master Tune(以下「MT」)はハーレーのECMを書き換えるもので,SEOEM元の製品のようです。


 

このMTの取説をやんまさんに紹介して頂きました。

 

やんまさん ありがとうございました。




 

 

ちょっと読んでみると結構詳しく書いてあります。



これにより,今まで適当だった憶測がある程度核心に近づいたように思えます。

 

SEの取説もこの位のことは書いて欲しいものです。




 

 

このMTの取説を読むと、今まで勘違いをしていたように思えます。


 

では、順を追って確認していきましょう。


 

長くなりますので、興味のある方だけどうぞ・・・




 

 

まずClosed Loop(クローズドループ,以下「CL」)とOpen Loop(オープンループ,以下「OL」)についてのおさらいです。



 

でも、その前に基本的なことであるO2センサーによるフィードバック制御について事前におさらいしておきます。


 

O2センサー(酸素センサー)は,排気中の酸素量を測定することに伴い発生する起電力(電圧)をECMに送ります。


 

ECMは送られた起電力(電圧)を基に現在の空燃比(以下「AFR」)が理想AFRより濃いのか薄いのかを判断して,濃いと判断すれば送り込む燃料を減少(リーン)させ,薄いと判断すれば送り込む燃料を増加(リッチ)させます。




 

これがO2センサーによるフィードバック制御の概要ですが,

ハーレーに付いている
O2センサーはナローバンドセンサーと呼ばれる単純なもので,温度変化によりその特性が大きく変化し,酸素量を測定しても現在のAFRがどれだけなのか?を測定することはできません。



 

つまり現在の状況が理想AFRである14.614.7程度より上か下かを判断するだけです。


 

では,ガソリン等の燃料が適正に空気と混じって過不足なく燃焼すると言われている理想AFRの状態で,


O2センサーが発する電圧はいくらでしょう?


 

これは,500mV程度であると言われています。



この電圧を
Closed Loop Bias(以下「バイアス」)SEでは言っています。




 

この500mV程度を基準として,測定したバイアスが例えば700mVならECMは現在の燃料が薄いと判断して燃料を増加させ,例えば300mVなら現在の燃料が濃いと判断して燃料を減少させます。




 

CLとは,この仕組みを利用して自動的に燃料を増減させる仕組みで,OLとはO2センサーのバイアスを無視して予め設定されたAFRに合った燃料を送る仕組みです。



 

 

この表はAFRマップですが,赤いセルがCLの範囲です。


 

AFRの値を「14.6」とすることでCLになる仕様になっています。


 

つまり、「14.6」の値を入力すれば、それがスイッチとなりCLモードになる訳です。



 

205td004

 




この
CLの状態でAFRを理想AFRである14.6
から変化させるためにはどうすれば良いか? 


 

SEの説明ではバイアス値を変更させるようでしたが,他の値との関係について説明がありません。



それで今までは憶測になっていましたが,MTの説明書には次のようなものがありました。



 

 

このグラフはバイアス値とLambda(λ:ラムダ)との関係を示しています。



 

Photo

 




λは理想
AFRと実際のAFRとの関係により計算される値で


 

λ= (実際のAFR)÷(理想AFR


 

となります。




 

 

λが1.0なら実際のAFRは14.6となります。

 

AFRが低いと燃料が多く(リッチ)になりますので、キビキビした走りができますが、リッチになりすぎると弊害も多いみたいですね。



 

このグラフでは、バイアスが700mVを超えたあたりから、急激にλが減少していますね。


 

多分、これがナローバンドO2センサーの特徴なのでしょうか。。。


それじゃ、CLの場合、一体どの位のバイアスでAFRがどれ位の値になるのでしょうか?



 

答えはこれ! です。


 

2

 

 

 





次回につづく・・





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